本ページでは、ライン描画ツール「PolylineTool」の機能と操作方法、各設定項目について解説します。チャート上に折れ線を自由に描画し、相場のシナリオを記録しておくためのツールです。
描画した線は時間と価格の情報として保持されるため、時間軸を変更しても、時間が経過しても、チャート上の同じ位置に保持され続けます。検証やシナリオ管理に活用いただけます。
本ツールの概要
PolylineToolは、クリック操作によって複数の点をつなぐ折れ線をチャート上に描画するインジケーターです。主な用途は以下のとおりです。
・相場のシナリオ(想定する値動きやエントリー条件)をチャート上に記録する
・複数の節目を線で結び、値動きの想定ルートを可視化する
・検証時に、過去の自身の想定と実際の値動きを照合する
標準の描画オブジェクトと異なり、描画した折れ線は時間・価格ベースで保持されます。そのため、表示する時間足を切り替えても描画位置がずれることなく、チャートに追随します。
↓下は、先頭の1時間足を4時間足に切り替えたチャートです。描画は追随、反映されていますね?

基本的な操作手順
描画から確定までの手順は以下のとおりです。
1. 描画モードの開始
チャート左下に表示される「描画開始」ボタンをクリックします。これにより描画モードが有効になります。
2. 始点の指定
描画を開始したい位置をクリックします。これが折れ線の始点(1点目)となり、目印として丸印が表示されます。
3. 通過点の追加
続けて任意の位置をクリックすると、2点目以降が順次追加され、点と点が線で結ばれていきます。クリックを繰り返すことで、折れ線を任意の形状に伸ばすことができます。
4. 描画の確定
描画を終了する際は、次のいずれかの方法で確定します。
・最終点でダブルクリックする
・描画モード中に表示される「描画確定」ボタンをクリックする
確定後、線は指定した色・太さで固定されます。
線の削除
描画した線の削除方法は以下のとおりです。
・個別削除:確定済みの線をダブルクリックすると、その線(同一グループ)を削除します。
・全削除:「全削除」ボタンをクリックすると、描画済みのすべての線を削除します。
ダブルクリック判定について
本ツールでは、描画の確定および線の削除に「ダブルクリック」を使用します。このダブルクリックの判定時間は、設定項目「ダブルクリック閾値(秒)」で調整可能です。
初期値は 0.7秒 に設定されています。これは「0.7秒以内に2回クリックされた場合にダブルクリックと判定する」という意味です。小数による指定が可能です。
クリックの間隔は個人差があるため、必要に応じて以下のように調整してください。
・点の追加中に意図せず確定してしまう場合:値を小さくする(例:0.4)。判定がより短い間隔に限定され、ゆっくりとした点の追加が可能になります。
・確定や削除のダブルクリックが反応しにくい場合:値を大きくする(例:1.0)。やや遅い2回のクリックでも判定されるようになります。
なお、点を追加する際は、各クリックの間隔を十分に空けることで、意図しない確定を防ぐことができます。
設定項目一覧
パラメーター設定で変更可能な項目は以下のとおりです。
・確定線の色:確定後の線の色。初期値はアクア。
・描画中の線の色:描画途中の線の色。初期値はグレー(背景色を問わず視認できるよう設定)。
・線の太さ:線の太さ(最大5)。初期値は5。
・線のスタイル:実線・点線などの線種。初期値は実線。
・最大点数:1本の折れ線に打てる点の上限。初期値は100。
・ダブルクリック閾値(秒):ダブルクリックと判定する時間。初期値は0.7(小数指定可)。
・ボタン位置・サイズ・フォント:操作ボタンおよびステータス表示の位置・大きさ。
インストール方法
ダウンロードしたファイルを、MT5のデータフォルダ内の所定の場所へ配置します。
・MT5のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択
・「MQL5」→「Indicators」フォルダを開く
・ダウンロードしたファイルを当該フォルダへ配置
・MT5に戻り、ナビゲーター上で右クリック→「更新」を実行
・ナビゲーターの一覧から、対象チャートへドラッグ&ドロップして適用
適用後、チャート左下に操作ボタンが表示されれば、正常に読み込まれています。
ご利用にあたっての注意
本ツールはファイル名を変更すると起動しない仕様となっています。ダウンロード時のファイル名のままご利用ください。ファイル名を変更した場合、起動時に警告が表示され、動作しません。
また、本ツールは線を描画・保持するための補助ツールであり、売買シグナルを生成するものではありません。描画した線の解釈および投資判断は、利用者ご自身の責任において行ってください。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資判断や取引を推奨するものではありません。また、特定の勝率や利益を保証するものではありません。FX取引には元本を失うリスクがあります。取引は必ずご自身の判断と責任において行ってください。配布ツールのご利用は自己責任でお願いいたします。


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