デイトレードで使う移動平均線|1H20MAに逆らわない、グランビルの②買い・⑥売りだけ狙う
移動平均線(MA)とは何か
移動平均線は、一定期間の終値の平均を線で結んだものです。
例えば20MAなら、直近20本のローソク足の終値の平均値を結んだ線です。つまりMAは「その期間に取引が成立した価格の平均」を表しています。
ここが重要なポイントです。MAの上にいる参加者は含み益、MAの下にいる参加者は含み損を抱えています。だからこそMAは価格が引き寄せられやすい、意味のある水準、トレーダーの損益分岐点の平均になるのです。
1時間足の20MAには逆らわない
デイトレードでは、1時間足の20MAを基準にトレードの方向を決めます。
ルールはシンプルです。
価格が20MAの上にある → 買いのみ検討する
価格が20MAの下にある → 売りのみ検討する
MAに逆らう方向のトレードは、たとえ短期的に利益が出ても再現性がありません。MAという「多数派の平均コスト」に逆らうことは、市場の大勢に逆らうことと同じだからです。
方向を絞るだけで、無駄なトレードが大幅に減ります。
グランビルの法則:②買いと⑥売りだけ狙う
グランビルの法則は、MAと価格の位置関係から8つのエントリーパターンを定義したものです。ただし、デイトレードで狙う価値があるのは②買いと⑥売りだけです。

②買い:1H20MAの上で押してきたところを買う
MAが上向きで推移している中、価格が一度MAに近づく(または軽くタッチする)場面です。MAという平均コストまで価格が戻ってきたところで買い手が再び参入し、上昇が再開しやすいポイントです。
条件を整理するとこうなります。
- 1時間足の20MAが上向き(または水平)である
- 価格がMAの上にある
- 価格が一度MAに向かって押してくる
- MAに近づいたところで反発?
ここが②買いのエントリー検討ポイントです。
⑥売り:1H20MAの下で戻ってきたところを売る
MAが下向きで推移している中、価格が一度MAに近づく(または軽くタッチする)場面です。②買いの逆の動きです。
条件はこうなります。
- 1時間足の20MAが下向き(または水平)である
- 価格がMAの下にある
- 価格が一度MAに向かって戻ってくる
- MAに近づいたところで反発?
ここが⑥売りのエントリー検討ポイントです。
②買い・⑥売り以外は狙わない理由
グランビルの法則には8パターンありますが、残りのパターンは問題があります。MAから大きく離れた場所でのエントリーやトレンド転換が起こったどうか明確でない場所、そしてMAに逆らったトレードは避けています。
また、MAから乖離した場面は「異常値」であり、いつMAに引き戻されてもおかしくない状態です。そこに飛び乗るのは再現性のあるとは言えません。
②買いと⑥売りに絞る理由は、損切りが近く、利益の伸びしろが大きいからです。MAという明確な根拠のある水準でエントリーできるため、ルールとして機能させやすい点も大きなメリットです。
まとめ
移動平均線の本質は「取引が成立した価格の平均」です。その平均に価格が戻ってきたところが、最もリスクリワードの取れるエントリーポイントになります。
1時間足の20MAの向きで方向を決め、②買いまたは⑥売りのタイミングだけを待つ。これを徹底です。
次の記事:ダウ理論と20MAを組み合わせた実践エントリー手順

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