「いい形」なのに動かない ― ボラティリティを見落とさないためのMT5ツール「PipsBar」

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いきなりですが、みなさんはチャートを見るとき、「価格」をちゃんと見ていますか。

正直に告白すると、私はあまり価格そのものを見ていません。というより、覚えていないんです。ドル円くらいは、日本人だからか、なんとなく頭に入っていますが、それ以外の通貨ペアの具体的な数字は、ほとんど意識していません。

では何を見ているのか。私の目が自然と向かうのは、全体の値動きの「形」です。チャートの形、値動きの波。そういうものばかり追いかけています。今回は、そんな私のような「形で見るタイプ」の人に、特に役立つツール「PipsBar」を紹介します。

「形」で見ることの、意外な落とし穴

チャートの形を見るのは、決して悪いことではありません。むしろ大事な視点だと思っています。ただ、ひとつだけ落とし穴があります。

こんな経験、ありませんか。

チャートを開いて、「お、めっちゃいい形じゃん」と思ってエントリーしてみたら――実は値動きの幅(ボラティリティ)が、ほとんどなかった。形はキレイなのに、ちっとも動かない。狙ったほどの値幅が取れない。私は何度もこれをやりました。

逆もあります。いつものロットでエントリー。適切な損切り位置に置いたら、思っていた以上にpipsがあった…

なぜこういうことが起きるのか。理由は、チャートの「形」だけを見ていると、今どれくらいの値幅で動いているのか、という絶対的な大きさが分からなくなるからです。

チャートの形は、値幅を教えてくれない

チャートというのは、表示される範囲に合わせて、縦方向が自動で拡大・縮小されます。

つまり、値動きが小さいときも大きいときも、チャートの形としては同じように「それらしく」見えてしまうということです。10pipsしか動いていないチャートも、100pips動いているチャートも、形だけ見ると同じくらい立派な波に見えたりする。これが、形だけで判断したときの落とし穴の正体です。

「いい形」に見えても、その値動きが10pips幅なのか、100pips幅なのかで、話はまったく違います。そこを教えてくれるのが、今回のPipsBarです。

PipsBarは「今の値動きの大きさ」を一目で見せてくれる

PipsBarは、指定したpips幅を、チャート上に縦のバーとして表示するインジケーターです。たとえば「20pips」と指定すれば、現在価格を中心に、上下合わせて20pips分の長さの縦バーが表示されます。

このバーが、いわば「ものさし」になります。チャートに映っている値動きと、この20pipsのバーを見比べることで、今の値動きが「20pipsに対してどれくらいの大きさなのか」が、直感的に分かるわけです。

バーの見え方で、ボラティリティが分かる

使い方のポイントは、バーがチャートの中でどれくらいの割合を占めているかを見ることです。

バーがチャートの大半をカバーしている場合
これは、チャートに映っている値動き全体が、指定したpips幅(例えば20pips)程度しかない、ということを意味します。つまり、今は値動きが薄い(ボラティリティが小さい)状態です。20pipsのバーが画面いっぱいに伸びているなら、「今、この画面には20pipsくらいしか動きが映っていないんだな」と分かります。

バーがチャートのごく一部しか占めていない場合
逆に、20pipsのバーが画面の中で小さく見えるなら、チャートには20pipsよりずっと大きな値幅が映っているということ。つまり、今は値動きが活発(ボラティリティが大きい)状態だと分かります。

チャートを開いたときに、このバーをチラッと見る。バーが画面の大半を占めていたら、「形はいいけど、動きは薄いかもしれないぞ」と、一歩立ち止まれる。形の判断に、値幅という客観的な情報を一つ加えられるわけです。

設定について

表示するpips幅や、バーの色・位置・太さは、設定で自由に変更できます。

pips幅:ものさしとして表示する幅。自分が思う基準の値幅を入れておくと使いやすいです。(初期値20pips)
:初期は黄色。チャートで目立つ色に。
右端からの位置・太さ:バーはチャート右端の余白にピクセル単位で固定表示されるので、ローソク足に重なりません。位置や太さも調整できます。

バーの更新は、表示している時間軸のローソク足の更新のタイミングです。リアルタイムで動かす必要はないし、無駄にチャートを重くしない為です。

自分のトレードスタイルに合わせて、基準にしたいpips幅を決めておくのがおすすめです。

チャート中央固定タイプと値動きに追随するタイプ2種類あります。

まとめ

今回のPipsBar、ポイントを整理します。

・チャートの「形」だけ見ていると、今の値動きの大きさ(ボラティリティ)を見落としがち
・「いい形」に見えても、実は値幅が小さくて動かない、ということが起きる
・PipsBarは、指定したpips幅を縦バーで表示する「ものさし」
・バーがチャートの大半を占めていたら値動きが薄い、小さく見えたら値動きが活発
・形の判断に、値幅という客観的な情報を加えられる

私のように「形で見てしまう」タイプの人には、特に相性の良いツールだと思います。値幅という物差しを一つ持っておくだけで、チャートの見え方が少し変わるはずです。よかったら、使ってみてください。

PIpsBar ダウンロード 値動き追随タイプ

PipsBarCenter ダウンロード チャート中央固定タイプ


※本記事は情報提供および筆者の個人的な考えを述べたものであり、特定の投資判断や取引手法を推奨するものではありません。また、特定の勝率や利益を保証するものではありません。FX取引には元本を失うリスクがあります。取引は必ずご自身の判断と責任において行ってください。配布ツールのご利用は自己責任でお願いいたします。

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