今日は「高値掴み・安値掴み」について、私の考えを書いてみます。トレンドが見えているのに、なぜか入ると負ける——そんな経験がある人に、特に読んでほしい内容です。
なお、この記事はダウ理論をある程度理解している人に向けて書いています。「高値・安値を切り上げているなら上昇トレンド、切り下げているなら下降トレンド」という、ダウ理論のトレンドの定義を前提に話を進めます。もし「ダウ理論って何?」という方は、先にダウ理論について解説しているページを一読してから戻ってきてもらえると、すんなり読めると思います。
明らかなトレンドが見えたとき、どこで入る?
たとえば、4時間足を見たら、明らかにキレイな上昇トレンドが出ている。高値も安値も切り上がっていて、誰が見ても「上だな」と分かる状態。
こういうとき、「どこかで入りたい」と思いますよね。私もそうです。せっかくトレンドが見えているんだから、乗りたい。その気持ちは、すごくよく分かります。
でも、ここに落とし穴があります。明らかなトレンドが見えたところからのエントリーは、実はもう手遅れになっていることが多いんです。
これ、みんながやりがちな典型的負けパターン
正直に告白すると、私も昔はこうでした。
明らかなトレンドが出たら、「このトレンドよ、続いてくれ!」と祈るような気持ちでエントリーする。トレンドに飛び乗る、いわゆる順張りのつもりです。
でも、これって本当は、多くの人がやりがちな、典型的な負けパターンなんですよね。なぜか。理由はシンプルです。
「明らかなトレンドが出た後」というのは、すでに高値掴み・安値掴みになりやすいタイミングだからです。
誰が見ても分かるくらいトレンドが進んでいるということは、価格はもうかなり動いてしまった後、ということ。上昇トレンドが「明らか」になった頃には、価格は十分に上がりきっていることが多い。そこで買うと、まさに天井圏で掴んでしまう。これが高値掴みです。下降トレンドでの安値掴みも、まったく同じ構造です。
とはいえ、トレンドが見えたら入りたい
ここがトレードの難しいところです。
「明らかになってからでは遅い」と言われても、4時間足でハッキリとトレンドが見えていたら、やっぱりどこかで入りたい。実際、4時間足でトレンドが続いているなら、その方向に賭けて勝てる可能性は高いわけですから。
もちろん、「自分はここから入る」と決めて入るのも、それはそれでアリだと思います。エントリーをどこにするかは、最終的にはトレーダー個人の自由です。根拠のある、自分なりの勝ちパターンを持っているなら、それは本当に素晴らしいことだと思います。否定する気はまったくありません。
そのうえで、ここからは「私ならどうするか」という、私個人の考えを書いていきます。
私の結論:下位足で一旦トレンドが崩れるのを待ちたい
結論から言います。私としては、こういう場面を待ちたいと考えています。
4時間足はトレンド継続中。でも、1時間足や、少なくとも15分足では、一旦トレンドの定義が崩れてほしい。
どういうことか、順番に説明します。
4時間足では、上昇トレンドが続いている。これは大前提です。その大きな方向感は崩したくない。
一方で、もっと小さい時間足——1時間足や15分足を見ると、ずっと一本調子で上がり続けているわけではありません。途中で、下位足レベルでは高値・安値の切り上げが崩れる、つまり下位足のトレンドが一旦中断する場面が出てきます。いわゆる「押し目」と呼ばれるような動きですね。
私が待ちたいのは、まさにこのタイミングです。下位足で一旦トレンドが終わり、そして再び4時間足と同じ方向にトレンドが始まろうとするとき。ここでエントリーを検討したい、というのが私の考えです。
なぜ、わざわざ崩れるのを待つのか
理由は、これまでの話とつながっています。
明らかなトレンドに飛び乗ると高値掴みになりやすいのは、価格が動ききった後だからでした。だったら、下位足で一旦調整が入って、価格が少し戻った(崩れた)ところから、改めて本来の方向へ動き出す瞬間を狙えば、高値掴みのリスクを減らせるんじゃないか。私はそう考えているわけです。
大きな方向(4時間足)は崩さず、小さな方向(下位足)の仕切り直しに乗る。大きなトレンドの「途中の押し目」から、流れに合流するイメージですね。少なくとも、明らかになったトレンドに何も考えず飛び乗るよりは、自分が納得できる入り方だと感じています。
まとめ
今日の話を整理します。
・4時間足で「明らかなトレンド」が見えたとき、そこから飛び乗ると高値掴み・安値掴みになりやすい
・なぜなら、トレンドが明らかになった頃には、価格はもう十分に動いた後だから
・これは多くの人がやりがちな、典型的な負けパターン
・とはいえ、どこで入るかはトレーダーの自由。根拠ある勝ちパターンがあるなら素晴らしい
・私の場合は、4時間足はトレンド継続のまま、下位足(1時間足や15分足)で一旦トレンドが崩れ、再び4時間足の方向へトレンドが始まるときを待ちたい
「トレンドが見えたら、すぐ乗りたくなる」という気持ちをぐっとこらえて、一旦の崩れを待つ。地味ですが、私はこの「待つ」という工程が、高値掴みを避けるうえで大事だと考えています。あくまで私の考え方ですが、よかったら参考にしてみてください。
※本記事は情報提供および筆者の個人的な考えを述べたものであり、特定の投資判断や取引手法を推奨するものではありません。また、特定の勝率や利益を保証するものではありません。FX取引には元本を失うリスクがあります。取引は必ずご自身の判断と責任において行ってください。


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